令和6年度、川根中学校は70名の生徒と24名の教職員で教育活動を行っていきます。
一年間どうぞよろしくお願いします。
令和6年度から、教育目標を『たくましく しなやかに 夢に向かって未来を拓く』に変更し、川根小学校と共通の目標といたしました。「たくましさ」とは 「自立」、「しなやかさ」とは「協働」、「未来を拓く」とは、「創造」をそれぞれ表しています。川根中学校の3年間だけではなく、小学校からのつながりを大切にした9年間の教育を通して、変化の激しい予測困難な社会を「たくましく、しなやかに」生き抜くことができる生徒を育てていきます。
重点目標も小中ともに同じで、「気づき 考え 行動する ~Try&Error(トライ&エラー)で成長する1年間~」となります。
川根小・中学校では、これまで「トライ&エラー」を合い言葉に、地域の特色を踏まえながら、児童・生徒が主体的に経験を積み上げていくよう、教育活動 を進めて参りました。
令和6年度は教育目標・重点目標ともに、小中一貫の目標となったことで、より一層生徒の「自己決定」を尊重し、生徒が主体的な「トライ&エラー」を体験する中で健全に成長していけるよう支えていきたいと考えています。
人は物事を「成功」か「失敗」という2つの視点で捉えがちです。しかし、実際は、「成功」か「失敗」という二者択一ではなくて、「失敗」が何度起きても、「成功」までの一本道が続いているだけなのです。
自分が決めたチャレンジを途中で投げ出さずに最後までやりきることができたのならば、それは、それぞれの生徒が、自分の責任において、たくましく自分の人生を創っていくという、尊い仕組みを学んだことになります。「トライ&エラー」とは、挑戦と失敗を繰り返しながら、新しい時代に必要となる力を身につけていくということです。うまくいかなかった時こそ、どのように調整を図り、不具合のある状況をどうやって改善していくかを体験的に学ぶチャンスです。失敗を後ろ向きにとらえず、前向きに次の行動を起こす人になってほしいと願っています。
保護者の皆様にも、学校の方針を受け止めていただき、ご家庭でもお子様の「トライ&エラー」を応援してほしいと思います。 どうぞ、よろしくお願いします。
令和6年4月 川根中学校長